クサウラベニタケ(毒)とウラベニホテイシメジ(食)

山形県で一番食中毒の多い、クサウラベニタケの特徴を覚えましょう。この2種のキノコは

生で少し噛んで舌で転がすと甘いのが毒キノコで苦い方が食べる事が出来るキノコです。

キノコを少し口に含んで味を確かめても唾と一緒に出せば中毒にはなりません。

61年間行ってきた見分け方です。但しTOPページにも書きましたが口に含んで味見する事で

注意するキノコが2種存在します。

クサウラベニタケ(毒)

シメジと思い誤って食べる事が多いキノコです。かさの裏がピンク色である事に着目して

下さい。かさの表面がヌメッとした感じで茎は縦にさけやすいです。かさの一部を口にし

歩きながら含むと5mくらいで甘みが感じられます。甘みを感じたら毒キノコです。

すぐ唾と一緒に吐き出して下さい。甘みを感じるので食べてしまう中毒事故が多いのです。

少しくらい口に含み味見をするのであれば中毒にはなりません。

茎は縦にさけやすいのですがフカフカといった感じです

1本から数本まとまって生えています。大型で苦みを感じるようであれば食べることの出来る

下記のウラベニホテイシメジ(食)です。

ウラベニホテイシメジ(食)

クサウラベニタケ(毒)とよく似ていますが、ウラベニホテイシメジ(食)は大型のキノコで

茎が充実し縦にさけやすい特徴があります。かさの一部を口に含み噛みながら味を確

かめていると2~3m歩いた頃にわずかな苦みを感じます。苦い方が食べて安全な

食菌なんて普通思わないですよね。このキノコ根元はわずかに細まり土深く入り込んでいます。

なので、なかなか根元まで掘り出す事が出来ません。

山の中にはクサウラベニタケ(毒)とウラベニホテイシメジ(食)との

中間の大きさの物があるので中間の大きさで苦みの感じられないものは

収穫せず食べない事にしましょう。不安を感じたら食べない事が大切です。